持株会とNISAはどっちを優先する?投資初心者が考えたいポイント
社会人になると、会社から「持株会」や「NISA」
といった資産形成の制度を知ることが多いと思います。
どちらも投資に関する制度ですが、
「どちらを優先するべきか」
「両方やることはできるのか」
迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では
- 持株会とNISAの違い
- それぞれのメリット
- 優先順位の考え方
をまとめます。
持株会とは
持株会とは、社員が自社株を積み立て購入する制度です。
一般的には
- 給料天引き
- 毎月積立
- 奨励金あり
という仕組みになっています。
例えば
1万円積立 + 奨励金10% → 1万1000円分の株を購入
奨励金があるため、通常の投資よりも有利な条件で投資できる場合があります。
NISAとは
NISAは、投資の利益に税金がかからない制度です。
通常の投資では
- 売却益
- 配当
に約20%の税金がかかります。
しかしNISAでは
投資利益 → 非課税
となります。
2024年からの新NISAでは
- 年間360万円まで投資可能
- 生涯1800万円まで非課税
となり、長期投資に向いた制度になっています。
持株会のメリット
持株会の最大のメリットは 奨励金です。
例えば奨励金10%の場合、
1万円 → 1万1000円分の株
となり、投資した瞬間に有利な条件で株を持つことができます。
持株会の注意点
一方で注意点もあります。
最大のポイントは
投資が1社に集中すること
です。
つまり
収入 → 会社
投資 → 会社
という状態になります。
もし会社の業績が悪くなると 給料 と 株価 の両方に
影響が出る可能性があります。
NISAのメリット
NISAのメリットは
分散投資ができることです。
例えば「S&P500」や「全世界株」などの投資信託を買えば、
世界中の企業に分散投資することができます。
長期投資では、この分散が大きな安心材料になります。
持株会とNISAの比較表
| 持株会 | NISA | |
|---|---|---|
| 制度の目的 | 従業員の資産形成支援 | 個人の資産形成を促す税制優遇制度 |
| 投資対象 | 自社株のみ | 株式・投資信託など |
| 投資方法 | 給料天引きで積立購入することが多い | 自分で好きなタイミングで購入 |
| 税制優遇 | なし | 売却益・配当が非課税 |
| 奨励制度 | 会社から奨励金が出る場合がある | なし |
| 投資の分散 | 1社に集中投資になる | 世界中の企業に分散投資可能 |
| 投資の手軽さ | 自動積立で管理の手間が少ない | 商品選びや購入は自分で行う |
| 積立額変更 | 会社によって変更期間が決まっている場合がある | いつでも変更可能 |
| 売却方法 | 証券口座への移管など手続きが必要な場合がある | 証券口座内で売却可能 |
| リスク | 会社の業績に大きく左右される | 市場全体の影響を受ける |
| 向いている使い方 | 奨励金を活用した補助的な投資 | 分散投資を中心にした資産形成 |
持株会とNISAは併用することもできる
実は、持株会とNISAは併用することも可能です。
例えば次のような使い方があります。
- 持株会で自社株を積立購入
- 持株会口座から証券口座へ株を移管
- 株を売却
- その資金でNISA口座の投資信託や株を購入
この形にすることで、
- 持株会の奨励金
- NISAの非課税メリット
の両方を活用することもできます。
ただし、
- 移管には手続きが必要
- 売却タイミングの制約がある
場合もあるので、会社の制度は確認しておきましょう。
持株会とNISAはどちらがいいか?
個人的には、資産に余裕があるのであれば、
持株会も最大限に生かしつつ、NISA口座も優先的に埋めていく。
しかし、それが難しいようであれば、
NISA口座を優先的に埋めていき、持株会も補助的に利用する。
という形がバランスが良いと思っています。
持株会は奨励金のメリットがありますが、
投資の基本である分散投資を考えると、
資産の大部分はNISAなどで運用する方が安心だと感じています。
まとめ
持株会とNISAの特徴をまとめると
持株会
- 奨励金がある
- 自社株への集中投資
NISA
- 利益が非課税
- 分散投資ができる
そのため
持株会とNISAをうまく併用する
という形が、資産形成としてバランスが良いと思います。