貯金があると使ってしまう人へ。毎年100万円浪費していた私がやめられた方法
社会人になって、定期的に十分なお金が懐に入ってくるようになりました。
実家を出て、一人暮らし。
毎月のお給料から少しずつ貯金もできるようになって、「ちゃんとやれてる」と思っていました。
でも振り返ると、毎年のように100万円近くを一括で使ってしまっていたのです。
貯金が貯まると使ってしまう――私の浪費パターン
私の浪費パターンはいつも同じでした。
- 毎月コツコツ貯金する
- 貯金口座の残高が増えていく
- ふと残高を見て「けっこう貯まったな」と思う
- 大きな買い物をしてしまう
しかもクレジットカードで一括払い。
「貯金があるから大丈夫」という安心感が、判断を鈍らせていました。
3年間で270万円を浪費した内訳
恥ずかしいですが、正直に書きます。
| 年 | 使った金額 | 使い道 |
|---|---|---|
| 1年目 | 約100万円 | 声優専門学校(1年間) |
| 2年目 | 約80万円 | マッサージ機 |
| 3年目 | 約80万円 | 美容サロンの長期契約 |
どれも「自分へのご褒美」「自己投資」という名目でした。
声優学校は「昔からの夢だから」。
マッサージ機は「仕事で疲れているから」。
美容サロンは「自分磨きだから」。
理由はいくらでも作れました。
声優学校:夢を追いかけた100万円
親元を離れたことをきっかけに、一念発起で入学を申し込みました。
アニメや漫画というより声優さんが大好きだった私にとって、声優になれるかもしれないという可能性はとても魅力的でした。
演技の練習をしているときは本当に楽しかった。
いつもの自分とは違う自分になり、夢の世界にいるようでした。
仕事のことも、お金のことも、忘れて取り組んでいたと思います。
その一方で、学校に時間を縛られ、プライベートや睡眠時間、ときには仕事の時間も捧げていました(もちろん有休をとって)。
やがて仕事に嫌気がさし、「声優に絶対なってやる!」という気持ちが強くなりました。
でも同時に、将来に対する不安がむくむくと膨らんでいったのです。
声優になれるのは一握りだし、なったところで食っていける人もまた一握り。
なりたいと思っていた職業を目指して努力した経験は、同じ轍を踏まないための教訓にはなっています。
でも今冷静に振り返ると、お金と時間を無駄にしていたのではないかと、少し感じてしまいます。
マッサージ機:唯一の「買ってよかった」
マッサージ機は大きな出費でしたが、正直これは買ってよかったと思っています。
当時、仕事の疲れから毎週末マッサージに通っていたのです。
肩こりや頭痛を解消するために通っていて、「これをやらないと仕事を続けられない」と本気で思っていました。
たぶん、自分の行動を正当化していた部分もあると思います。
1回数千円でも、毎週続ければ月に数万円。年間にすれば相当な額です。
その毎週のコストを考えると、マッサージ機の方がだいぶ安い。
投資に回したかったという気持ちはありますが、仕事を続けていく上で、私にはマッサージでの癒しが必要だったので後悔は薄いです。
美容サロン:一番の後悔
美容サロンこそ、一番無駄だったと思います。
科学的根拠も薄いし、効果もいうほど大きくない。
通うたびに「なんで契約しちゃったんだろう?」と思っていました。
でも契約してしまってキャンセルもできず、やむなく「リラクゼーション」という名目で通い続けました。
リラクゼーションなら、銭湯くらいでいいんですよね。
「頑張っているから」は浪費を正当化する最強の言葉
振り返ると、すべてに共通していたのは**「頑張っているから」という言い訳**でした。
仕事を頑張っているから、ご褒美として使っていい。
自分を大切にしているから、高くてもいい。
この言葉がある限り、どんな出費も「必要な出費」に変換できてしまいます。
一日の大半を占めている仕事のせいにして、大きな出費でも許していました。
お金のために仕事をして、仕事のストレスを解消するためにお金を使う。
完全に負のループでした。
貯金口座にお金を置いてはいけないと気づいた
何年かこのパターンを繰り返して、ようやく気づきました。
私の場合、貯金口座にお金を入れておくこと自体が危険だったのです。
残高が見えると、「使える」と感じてしまう。
手が届く場所にあると、使ってしまう。
意志の力で我慢するのは、私には無理でした。
もし270万円を投資に回していたら?
浪費した合計はざっくり270万円。
もしこれを年利5%で10年間投資に回していたら、約440万円(+170万円) になっていた計算です。
数字にすると、改めてもったいなかったと感じます。
声優学校に通っていた影響で仕事が嫌になっていたこともあり、「どうやったら楽にお金を増やせるんだろう?」と疑問に思い、いろいろと調べました。
そして本格的に投資に目覚めたのです。
浪費をやめた方法:お金の「置き場所」を変えた
今は、お給料が入ったらすぐに投資口座に移すようにしています。
NISAやインデックス投資に回してしまえば、簡単には引き出せません。
「貯まったな」と思う隙がなくなりました。
貯金口座の残高は最低限だけ。
仕事ができなくなったり、急な出費が必要になったときに備える額だけです。いわゆる生活防衛資金ですね。
それだけで、あの浪費パターンはぴたりと止まりました。
意志が弱いなら、仕組みで解決する。
これが、数百万円の浪費から学んだ一番大きな教訓です。
まとめ:貯金を使ってしまう人に伝えたいこと
- 貯金口座に残高が見えると使ってしまう人がいる(私です)
- 「自分へのご褒美」「自己投資」は浪費の免罪符になりやすい
- 意志の力に頼らず、お金の置き場所を変えることで浪費は止められる
- 投資口座に先に移す「先取り投資」が私には合っていた
完璧な人間のふりをするつもりはありません。
失敗したからこそ、今の資産設計があると思っています。
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